この記事では巷に溢れる
のようなパートナーが教師である人の恋愛事情で、共感できるポイントについて
本当にあるあるなのか?
を現役の先生にアポを取って聞いてみたので、それをまとめていこうと思います。
今でも現役で働いている元同僚の高校教師に聞いてみました。
それではどうぞ。
教師の恋愛・結婚あるある|わりとホント編
巷に溢れている教師との恋愛について、割と本当だなと思える内容についてまとめていきます。
教師は出会いを見つけづらい、はホント
教師の多くは恋愛はご法度で生きてきた人も多いです。したがって、自ら出会いを求めることはほとんどしないし、そもそも時間外労働も多いのでそういった出会いとか恋愛に割ける時間が少ないのは事実です。
これは私が教師をしていた時と、さほど変わっていないですね。
年齢や周囲の目が気になって結婚をする人は、社会的に優位な立場を生かして結婚相談所を利用したりもするそうです。
>>【まとめ】教師にオススメの結婚相談所
出会いが少ないというよりも、そもそも新たな出会いをそこまで求めていない人が多いようです。
交際(デート)が難しい、はホント
これは確かにそうですね。ひとたび外に出ると保護者や児童生徒の目がどこにあるかわからない状況です。教師同士なら尚更ですが、隠れるように付き合うことを求められています。場合によっては死活問題になりかねないので、デートする場所は、遠出するか外出時間は短時間になることが多いです。
芸能人のそれと一緒かもしれませんが、付き合っている間は不純で、結婚すれば正義みたいな風潮ありますよね。
悪いことしていないのにね。子どもが生まれるのをちゃんと教えない日本人の価値観らしいというか。
街ブラとか近所を散歩するなどは、結婚してからのほうがやりやすいですね。
実際に、生徒から直接「〇〇先生が手を繋いで△△を歩いていたよ。ウケる。」っていうのを何度か聞いたことがあります。
デートの時間を確保するのも難しいですが、デート場所を探すのもなかなか難しいです。
>>教師のデートにおすすめのスポット
子育てに前向き、はホント
結婚したら子育てに積極的な(特に男性)教師は多いですね。子ども好きが多いってのは事実です。
もちろん家庭を顧みずに仕事に邁進しすぎて、やんちゃな子どもになっちゃう先生のお子さんもいるけど。
普段から他人の子どもの成長や指導を行なっているからこそ、我が子へたっぷりの愛情を注いだり、扱い方や勉強方法なども知っていることが多いです。
近頃では男性の育児参加もよく言われていますが、教師は男性だろうと出産休暇や育児休暇を取りやすいってのも大きいのかもね。
もちろん、収入の安定さも子育てをする上では大事ばポイントなので金銭面でもアドバンテージがあるのかもしれません。
担当教科の成績が良くなる、はホント
「恋愛あるある」よりも少しライトな話ですが、いわゆる「教師の好き嫌い」=「その教科の好き嫌い」はその通りですよね。
それはその通りですね。やっぱ「先生(の授業)好きやねん!」みたいに言われた生徒の成績は、上がりやすい傾向がありましたね。
男女に関わらず、好きな先生の教科はスーッと内容が入ってきたり、単純接触効果のようなものでどんどん好きになっていくのかも。
教師の恋愛・結婚あるある|単なるウワサ編
続いては、教師の恋愛あるあるのうち
みたいなものをまとめていきます
異動があるから恋愛できない、は間違い
程度の話かもしれませんが、異動を気にして恋愛ができないという人はほとんどいないと思います。
年度末が忙しいから、2月や3月に結婚報告する人は確かに少ないですけどね。
私立ならば基本的に異動がないし、公立学校だとしても基本的には管轄している自治体内の異動しかありません。
基本は市町村レベルでの異動、広くても都道府県レベルなので民間みたいに急に遠距離になるってことはほとんどないです。
物理的に広い北海道や学校数が多い東京・神奈川・大阪などでは違うのかもしれませんが、基本的にはこと恋愛において異動が障害となることはほとんどないと言えるみたいです。
子ども扱いしてしまう・年下好き、は間違い
普段生徒を相手にしているからなのか、年下好きとか思われているのかわからないけど、パートナーを子ども扱いすることはないし、年下を好きになりがちってことも全くないですね。
これは私も言われたことがありますが、高校生を相手にしてると女子高生好きみたいに思われることもあるようですね。
日本全国には約90万人の教師がいるようですが、年間数十人くらいの(いわゆる)わいせつ教師や不祥事を起こす教師の影響で、こんなイメージが持たれているのかもしれませんね。
>>教師の懲戒処分について
元教え子と付き合ったり結婚したりする教師は確かにいますが、その多くは卒業後(教育実習なども含む)に発展していることがほとんです。
>>生徒と結婚する教師は50人に1人?!教師経験者が語る、禁断の恋の実態
子ども扱いにはしないけど、話が長くなったり説教くさくなったりすることはあるかもしれません。(自戒)
教師の恋愛・結婚あるある|教師に限らないのでは?編
続いて、教師の恋愛あるあると言われているけど、意外と他の業種でも同じものや個人の置かれた環境によるものについてまとめていきます。
教員同士の結婚率が高い、は必ずしもそうとは言えない
教師どうし結婚している人は確かにいます。しかし近年だと学生時代からの知り合いで(同じ教育系だから共に教師になって)そのまま結婚とかのパターンも多いし、いわゆる職場内恋愛みたいに勤務校が同じことがきっかけで結婚するってのはそんなに多くないですよ。
これは同感です。民間でも社内恋愛はありますが、大体3割と言われています。教師も同じ割合なので教師に限ったことではないですね。
教師に限らず職場恋愛は3割程度と言われているので、逆に言えば教師も社内恋愛(教師同士の恋愛・結婚)の割合は一緒だということですね。
>>教師や先生同士の恋愛・結婚事情について
「小学校では女性教師が多く、毎年カップルができる!」みたいな記事もあったので、ひょっとすると校種によって違いはあるのかもしれませんね。
受験シーズンや部活指導で忙しいから恋愛できない、は必ずしもそうとは言えない
確かに受験シーズンの1〜3月や、部活指導によって特に長期休業中の8月や12月は普段の仕事とは違う業務がてんこ盛りですが、これは教師に限らずシーズンによって働き方が変わるってことなので、教師だけ恋愛できないってのはちょっと違和感があるかな。
理由はどうあれ、どんな職種でも忙しいシーズンがあるならその時期は恋愛どころじゃないってことですね。
そうですね。年で5日しか休みがないような運動部の監督やっている先生でも、遊びに行ったり、子どももたくさんできたりしてるからね。そういう意味ではほんと教師あるあるというより、その人による影響の方が大きいと思うよ。
部活指導は年がら年中あるし、特に大会シーズンだとデートする機会は減るかもしれません。
だからと言って、(既出の通り)恋愛体質じゃない教師からすればいつもいつも会いたいと思っている人は少ないし、そもそもデートできる場所は限られているので、そこまであるあるとは言えないようです。
他の業種でも忙しいシーズンとそうじゃないシーズンがあるでしょ?ってことだね。
逆にテスト期間中などだと平日に休んだりもできるので、その辺りでうまくバランスが取れているように思います。
家でも仕事・日々のストレスが半端ない、は必ずしもそうとは言えない
採点の持ち帰りだったり、モンスターペアレントや生徒との対応でストレスを感じることが多かったりして、プライベートにまで仕事が侵食することは多いですよね。
それは確かに。プライベートと仕事の境界線は曖昧になりそうですね。ただこれもその人の働き方とか考え方によるのが大きいのかなと。
確かに若いうちは全部に全力投球だから、その分プライベートにまで引きずってしまう人は多いかもですね。
だからこそ、その人の働き方による考えなのであって「教師の恋愛あるある」とは言えない気がするかな。
プライベートにまで仕事が侵食してくる。
この辺りは「教師の恋愛あるある」というよりも「教師の働き方あるある」なので、働き方に対する考え方で大きく変わりますね。
繰り返しになりますが、教師の多くは恋愛体質の人が少ない傾向なので、仕事の優先順位が高い人が多いのかもしれないですね。
>>働き方に悩む教師へ1度は読んでほしい本
教師の恋愛・結婚あるある|まとめ
巷に溢れている「教師の恋愛・結婚あるある」が正しいのかどうか、現役で教師をしている人に聞いてみました。
まとめてみると
- 生徒や保護者の影響で、隠れるように付き合ったり時間の確保が困難だったりなど、交際の難しさはあるあると言える。
- とはいえ、教師でひとまとめにできない部分も多く、その人の考え方による部分も大きい。
- 子育てに前向きだったり収入の安定さだったり、結婚後の生活は比較的安心できるのはあるあるといえる。
個人的に「なるほど!」と思ったのは、教師同士の結婚はさほど多くないってところ。
学生時代から付き合っていて、共に先生になったパターンの人結構いますからね。(この場合だと真の意味で教師同士の結婚って言いにくいもんね。)
ステレオタイプになっている「あるある」もそれなりにあったので、私自身もいい発見が多かったです。